2025年9月29日(月)、声優・俳優として国民的人気を誇った 大山のぶ代さん の偲ぶ会が都内で開かれ、旧「ドラえもん」声優陣や関係者多数が集いました。
中でも注目を集めたのが、野村道子さん、野沢雅子さん らとの関係性や、偲ぶ会で語られた友情・思い出エピソード。特に野村さんが“しずかちゃんの声”で贈ったメッセージは、ファンの心を大きく揺さぶりました。
本記事では、偲ぶ会の概要を丁寧に振り返りながら、野村道子さん・野沢雅子さんと大山のぶ代さんの「友情」と「共演の絆」にスポットを当て、その知られざる姿と言葉をたどります。
大山のぶ代さん偲ぶ会の概要と出席者たち

偲ぶ会の基本情報
- 偲ぶ会は 2025年9月29日 に、東京都内でしめやかに開催されました。
- 参列者は 約250人 におよび、声優・俳優・関係者たちが多数出席。
- 会場には白と紫を基調とした祭壇、花が飾られ、厳かでありながら温かい雰囲気が漂っていたと報じられています。
主な出席者
報道によれば、主な出席者には以下のような顔ぶれがあったとされています:
- 野村道子(旧・ドラえもんのしずかちゃん役)
- 野沢雅子(ドラゴンボールほか多数の代表作あり)
- 毒蝮三太夫、山田邦子、十朱幸代 など俳優・タレントも参列
- その他、清水マリ、羽佐間道夫、水田わさびらも名前が報じられています。
このような布陣から見ても、偲ぶ会は声優・アニメ関係だけでなく、広く芸能界関係者から敬意を表される場だったことが窺えます。
野村道子と大山のぶ代:ドラえもん仲間としての絆

共演と信頼関係
野村道子さんは、初代『ドラえもん』で しずかちゃん の声を担当していました。
大山のぶ代さんとは長年にわたる共演と交流があったようで、偲ぶ会で野村さんは「ドラえもんがあって、私の人生がある」と語るなど、その関係の深さが強く伝わりました。
特に象徴的だったのが、偲ぶ会でのスピーチと囲み取材でのメッセージ。
野村さんは “しずかちゃん” のキャラクター声でこう語りました:
「ペコちゃん、長い間本当にありがとう。今も私、あなたに会いたいわ」
この言葉が示すのは、単なる“共演者同士の礼儀”ではなく、役を超えて築かれた信頼と友情でしょう。
思い出の旅エピソード
野村さんは、ある旅行で共に九州を巡った際のエピソードを披露しました。
その際、バスガイドよりも大山さんのほうがその土地のことを詳しく知っていて、解説を楽しませてくれた、という話が紹介されています。
こうした「旅先での気遣い」「知識豊かな語り口」などは、大山のぶ代さんの人柄を象徴するエピソードとして、多くの出席者の胸に刻まれたようです。
野沢雅子の追悼と想い
偲ぶ会でのコメント
報道各社は、偲ぶ会での 野沢雅子さん の発言を多数取り上げています。
野沢さんは場面ごとに慎重な言葉を選びつつも、心からの別れと寂しさを滲ませていました。
野沢雅子さんの大山のぶ代さん偲ぶ会でのスピーチ内容要約
- 「ペコ」という愛称で呼び、劇団時代や声優の黎明期からの友情に触れました。
- 食べ物やご主人、藤子不二雄先生主催のゴルフコンペなど、明るく懐かしいエピソードを紹介。
- 大山さんの唯一無二の声と人柄を称え、「キャラクターの中で生き続ける」と思いを述べました。
- 亡き仲間と明るく過ごしてほしいと語り、自分はまだこちらで頑張るから見守ってほしいと結びました。
このスピーチは、長い友情と感謝、そして別れを惜しむ温かい言葉で構成されています。
「さみしい」「大山さんを忘れられない」という言葉は、多くのファンの共感を呼んでいます。
旧知の間柄として
野沢雅子さんと大山のぶ代さんの直接的な共演記録は “声優同士という視点” から見ると、ドラえもん作品では重なる場面が少ないかもしれません。しかし、アニメ界という大きなフィールドで長年活躍してきた者同士、互いに敬意と交流を持っていたと想像されます。
偲ぶ会における野沢さんの参列は、そうした業界内の連帯感や、功績への尊敬が背景にあると考えられます。

野沢雅子さんは、藤子不二雄作品の枠で言えば、怪物くんの声優をされてました。
偲ぶ会で語られた“友情の物語”──声を通じた絆
毒蝮三太夫の証言
偲ぶ会の壇上・取材で、毒蝮三太夫さんは大山のぶ代さんについてこう語りました:
「すごく面倒見が良かった」「博識で」「空襲や戦後の話を聞きたかった」
こうした言葉からは、大山さんが単なる声優という枠を超え、“先輩・姉”的存在”だったことが浮かび上がります。
バトンを引き継ぐ水田わさびの視点
偲ぶ会には、現行のドラえもん声優として 水田わさびさん も出席。彼女は偲ぶ会における立場や心境を語っています。
水田さんは、大山のぶ代さんから “太いバトン” を引き継いだ感覚を持っており、
「先輩たちが敷いてくれたレールを、安心して歩いていく」
と表現しました。これは、声という仕事における「世代をまたぐ責任と感謝」の言葉とも言えるでしょう。
友情を超えて残るもの
偲ぶ会で語られたスピーチやエピソードの数々から見えるのは、「共演」「共に歩んだ時間」だけではなく、互いへの敬意と支え合い。
キャラクターや作品を通じて築かれた “声を媒介とする絆” は、年月を超えて残り続けるものだと感じさせられます。
偲ぶ会を通して再認識される “声優” の存在価値
作品を支えた声の力
ドラえもんという作品において、「キャラクターが立つ」要因は多々ありますが、声優の存在は欠かせません。
大山のぶ代さんは26年にわたってドラえもんの声を務め、その存在感はあまりにも大きかった。
偲ぶ会で語られた言葉やエピソードの数々は、声優という仕事の “重み” を、あらためて浮かび上がらせてくれます。
世代をつなぐ架け橋
野村道子さんから水田わさびさんまで、声優世代をつなぐ“バトン”の語りは忘れられません。
出席者たちが語る言葉の中には、過去を振り返るだけでなく、未来へ向かおうとする意志も感じられます。

私は、ドラえもんといえば、大山のぶ代さんが真っ先に浮かびます。
まとめ
「野村道子 野沢雅子 大山のぶ代さん 偲ぶ会|知られざる友情の物語とは」をテーマに、偲ぶ会の開催概要、出席者、そして野村さん・野沢さんとの関係性と、そこから浮かび上がる友情や絆を追ってきました。
偲ぶ会で語られた言葉は、ただの “追悼セレモニー” ではなく、声優という職業を生き抜いた人たちの、静かな祈りと感謝の場。
そこには、共演の歴史や互いに寄せる敬意、そして次代に対する責任を感じさせる言葉が込められていました。

亡くなって、1年経つんですね。
時がたつのは、早いものです・・・。
コメント